はじめに
なぜBCPが必要なのか
⚠️ 令和6年度より完全義務化
BCP(業務継続計画)の策定・研修・訓練がすべて義務化されました。不備がある場合は減算の対象となります。
📋 BCPとは何か
BCP(Business Continuity Plan)とは、感染症や災害が発生した場合でも、利用者さんが継続してサービスを利用できるよう、サービス提供の継続と早期業務再開を図るための計画です。「何かあったときにどうするか」をあらかじめ決めておくものです。
💡 職員に求められること
BCPは管理者が作る計画ですが、実際に動くのは現場の職員です。有事の際に「誰に連絡するか」「最低限何をするか」を理解しておくことが、この研修の目的です。
第1章
BCPの2種類と考えておくこと
🦠 感染症BCP
- 職員が感染・濃厚接触者になった場合の代替要員の確保
- 最低限のサービスを維持するための人員配置
- 感染拡大防止のためのゾーニング・対応手順
- 利用者・家族への連絡・説明の方法
- 医療機関・保健所との連携体制
🌊 自然災害BCP
- 地震・台風・洪水などの災害発生時の初動対応
- 避難先・避難経路の確認
- ライフライン(電気・水道・ガス)途絶時の対応
- 他事業所・行政との連携・応援要請
- 利用者の安否確認・家族への連絡手順
💡 自力対応と避難の両方を考えておく
自力でサービスを継続できる場合と、他の事業所等へ避難・協力を求める場合の双方を事前に検討しておく必要があります。「いざというとき連絡できる関係機関」のリストを普段から整備しておきましょう。
第2章
発生時の基本フロー
🦠 感染症が発生した場合
感染者・濃厚接触者を確認
→
管理者へ即報告
→
代替要員を手配
→
感染防止策を強化
→
最低限のサービスを継続
🌊 自然災害が発生した場合
安全確保・利用者の安否確認
→
管理者へ即報告
→
避難判断(継続 or 避難)
→
家族・関係機関に連絡
→
業務再開に向けた対応
🦠 感染症発生時のポイント
- 職員が感染しても最低限のケアを継続できる体制を維持する
- 濃厚接触者が勤務する場合はPPEを徹底し、本人の同意を得る
- 複数人が同時に欠勤しても対応できる連絡網を整備する
- 必要な備品(マスク・消毒液等)の在庫を常に確保する
🌊 自然災害発生時のポイント
- ハザードマップを確認し、避難が必要な状況を把握しておく
- 避難先(山手・新神野それぞれ)を事前に確認しておく
- 利用者さんの緊急連絡先は紙でも保管しておく(停電でも使える)
- 非常食・水・常備薬の備蓄を定期的に確認する
第3章
事業所として義務化されていること
1
BCPの策定
感染症BCP・自然災害BCPの両方を策定する。必須。
2
職員への研修
年1回以上。新規採用時にも別途実施が推奨。
3
訓練の実施
年1回以上。全員が参加できる形で実施することが望ましい。
| 研修の種類 | 委員会 | 研修頻度 | 訓練頻度 |
|---|---|---|---|
| 感染症対策 | 3ヶ月に1回以上 | 年2回以上 | 年2回以上 |
| BCP(業務継続) | 策定・整備必須 | 年1回以上 | 年1回以上 |
| 虐待防止 | 年1回以上 | 年1回以上 | — |
| 身体拘束適正化 | 年1回以上 | 年1回以上 | — |
| 非常災害(避難訓練等) | 具体的計画を策定 | 定期的に周知 | 定期的に実施 |
まとめ
今日の研修の要点
- 1BCPとは感染症・災害が起きても利用者さんへのサービスを継続するための計画
- 2感染症BCPと自然災害BCPの2種類を策定する必要がある
- 3有事の際はまず管理者に報告し、BCPに定めた手順で動く
- 4利用者さんの緊急連絡先・避難先・備蓄品は普段から確認しておく
- 5BCP策定・研修・訓練の3つすべてが義務。不備は減算対象
🤝 あなたへのお願い
「何かあったとき、まず誰に連絡するか」だけでも頭に入れておいてください。それだけで有事の初動が大きく変わります。迷ったらすぐに管理者(藤田さよ子 070-4318-7571)へ。